予防注射

ワ クチンを受ける方、同伴の方は、必ず体温を計測し、37.5度以上の場合は来院を控え てください。また、ワクチンを受ける方、同伴の方が咳や倦怠感、息苦しさがある時は来院を控えて下さい

                   日 時

                                       ◆水曜:午後2:45〜3:30

                                      ◆金曜:午後2:45〜3:30


BCG、 三種混合、二種混 合、MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)、日本脳炎

おたふくかぜ、水痘(水ぼうそう)、インフルエンザ、Hibワクチン(ヒブワクチ ン)、HB(B型肝炎)

肺 炎球菌ワクチン、子宮頸が ん予防ワクチン、麻しん、風しん

◇時間を特別 に設けてあるのは、診療時間内ですと何らかの感染をもらう可能性があるた めです。

 

 予 防接種のスケジュールについて>

 

 

・ 日本小児科学会の同時接種のスケジュールは、こちらをクリックして下さい。

 

・ 基本的に日本小児科学会のスケジュールに従って、接種を行います。

 

・ 生後2ヶ月になったら、肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンを受けましょう。

 

 

 

ヒブワクチン

 

  ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型という菌がのどから入って、髄膜炎、喉頭蓋炎、肺炎な ど重傷感染症を起こします。ヒブ(Hib)とは、ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型の名前からつけられたものであり、Haemophilus inflienzae type bの頭文字を取ったものです。この菌による感染症は欧米に 多いとされてきましたが、日本でもこの菌による髄膜炎は多く、年間1,000人程度の子供が発症しています。喉頭蓋炎は、喉頭の奥の ほうの喉頭蓋(気管入口を開閉するフタの様な構造物)に炎症を来たし、イチゴ状に腫れあがって気管を閉 塞、そのため窒息死することもある怖い疾患です。この様な疾患に対し、欧米では、早くからこのワクチン を導入し、上記疾患が激減(数%)するのに成功しました。

 (毎年冬に流行するインフルエンザとは違います。ウ イルスがまだ発見されていない時代に、喀痰培養や咽頭培養でインフルエンザ患者からこの菌がよく発 見されたので、この菌がインフルエンザの原因ではないかと考えられ、インフルエンザ菌と名前がつい たのです。その名前が変更されずに今日に至っています)

 

小児用肺炎球菌ワクチン

 

  肺炎 球菌は文字通り、肺炎を引き起こしますが、その他重篤な髄膜炎を発症することがあります。その他、中耳炎の原因 ともなり抗生物質の効きにくい耐性菌では難治性の中耳炎を発症します。保育園児が保有していることも多く、祖 父・祖母が菌をもらい、インフルエンザの罹患時に重篤な肺炎を併発することもあります。ワクチンの接種により、 この様な感染の多くは防ぐことができます。

 

 子宮頚癌の予防ワクチン 

 

  宮頸がんの原因の多くがヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染によって引き起こされると言われています。この感染は、多くの場 合、性交渉によって感染すると考えられていますが、HPVは、女性の80%の方にかかるごくありふれたウイルスです。多くの人は、自然経過で治癒しますが、一部の人は感染が長引き、その一部の方が 頚癌になると言われています。子宮頚癌ワクチン接種によって、子宮頚部粘膜上に抗体ができ、侵入してくるHPVを不活化、死滅し、癌を予防するというものです。

                 

 

子宮頸がん予防ワクチンについて

・9価HPV(ヒトパピローマウ イルス)であるシルガード は、令和5年4月から公費ワクチンとしてスタートします

こ のワクチンは 、HPV6,11,16、18および31,33,45,52,58型に対して感染予防の効果があります。

・ 接種は15歳になるまで抜ける場合、初回接種、および6か月後の2回 接種となります。

  15歳以降に受ける場合は、初回接種、2か月後、および6か月後の3回接種となります。

接種部位の腫れや痛みは他の二価ワクチン、四価ワクチンより少し強くなりますが、 全身反応には差があまりないと言われています。

途中から他 のワクチン(ガーダシル、サーバリックス)への変更は出来ませんので注意して下さい。

詳しくは、厚 労省のホームページを参照ください。


・2価ワクチンである「サーバ リックス」はHPV16型、18型に起因する高度子宮頚部病変に対し、高い抗体濃 度で長期にわたる予防効果があると言われています。これに対し、4価ワクチンである「ガーダシル」はHPV16型、18型および6型、11型の4 種の起因する子宮頚部病変に対し高い予防効果があると言われています。どちらのワクチンを接種するか分からない方、迷っている方は、当院にご相談 下さい。

・どちらも3回接種ですが、両者を交えて接種することはできません。つまり、サーがリックス は3回ともサーバ リックス、ガーダシルは3回ともガーダシルを接種することになります。

・両者では、接種間隔が違いますのでご注意ください。サーバリックスは初回接種から1ヶ月 後、6ヶ月後に接種す るのに対し、ガーダシルは初回接種から2ヶ月後、6ヶ月後に接種します。              

 

任 意予防接種の価格一覧(2019年10月1日より)

    予防注射名

  価 格(税込)

お たふくかぜ

  5,900円

水 痘(水ぼうそう)

  8,000円

ヒ ブワクチン

  7,400円

小 児用肺炎球菌(プレベナー)

  10,300円

麻 しん・風しん(MRワクチン)

  8,700円

麻 しん

  5,900円

風 しん

  5,900円

日 本脳炎

  6,300円

三 種混合(DPT)

  5,100円

二 種混合(DT)

  5,100円

子 宮頚癌予防ワクチン(サーバリックス)

16,100 円

子 宮頚癌予防ワクチン(ガーダシル)

16,100 円

不 活化ポリオ

  8,400円

BCG

  8, 700円

B 型肝炎0.25ml(10歳未満)

  5,100円

B 型肝炎0.5ml(10歳以上)

  5,500円

ロ タリックス

13,700 円

ロ タッテック

 9,100円




*ロタウ イルスワクチンについて:ロタリックスは、2回接種。ロ タテック(5価)は、3回接種となります。 

詳しく は、受付にお問い合わせ下さい。

<ワクチンについて>

・ワクチンとは、人間が本来持っている「病原体に対する抵抗力(免 疫)」のシステムを利用して、これらのさまざまな感染症に対する「免疫」をあらかじめ作らせておく製剤のことです。

・免疫とは自分以外の異物(抗原)が体内に侵入したときに、その 異物を排除するための特殊なたんぱく質(抗体)を作ったり、特異的に対応するリンパ球を増やすことで、その異物を排除しようとする働きのことです。

・ワクチンは、病原体あるいは細菌毒素の毒性を弱めたり失わせたりし たものですから、人為的に接種しておけば発病することなく免疫反応の記憶を残すことが可能です。そしていざ本当の病原体が侵入してきたときに、す ばやく免疫による防衛反応が働き発病せずにすむのです。このように、ワクチンをあらかじめ接種することを予防接種といいます。

 

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