腸重積
・腸重積は、何らかの原因で腸が腸の中に潜り込み、腸が詰まって正常に動かなくなり、腸閉塞の状態になります。そのため、腹痛で機嫌が悪くなり、腸閉塞のため
嘔吐、腸が重なっていて蠕動(腸の動き)が亢進しているため腸から出血し、血便となります。
・発症は、生後4カ月くらいの乳児から見らますが、2、3歳に多く見られます。原因は不明ですが、腸重積の原因の一つとして、ウイルス感染が考えられています。
られないときは、医療機関では浣腸して血便を確認します。
・治療は、肛門からバリウムか空気を高圧で注入し、その圧力で重なった腸を押し戻し整復します。
・24時間以内の診断、整復が重要です。時間が経過してしまうと、場合によっては、腸の穿孔等で緊急手術となる場合があります。